北村薫作品のこと。

おー。またしてもブログが更新されておりませなんだ。
更新するヒマもないのかといわれるとまったくそんなことはないのですが、なんとなくまとまった時間がないとネタがひねり出せないので放置したまま数日が経過してしまう、と。
困ったものです。

さて。
週末は大学時代のサークルの大先輩であらせられる北村薫さんの直木賞受賞を祝う会に参加しておりました。参加してるOBが里見から見てあまりにも雲上人すぎて居場所がありませんでした。
ほんとそうそうたる面子でありました。

北村さんはデビュー作『空飛ぶ馬』から直木賞を受賞した『鷺と雪』まで一貫してとても高いレベルの小説を執筆されてこられたので今回の受賞はむしろ遅きに失した感もありますが、これでまた多くの読者の目に留まるわけで、素直にとてもよかったなぁと思うのです。

ぼくが中学生(だったのかな? もしかしたら高校生だったかも)の頃、図書館で読んだ「私」シリーズの『夜の蝉』が北村作品との出会いだったのですが「なんてやさしい推理小説なんだ」と驚嘆しました。なにしろそのころ里見はミステリといえば島田荘司や新本格作家の派手な演出やトリック、強いキャラクター性などなどに彩られているものと思い込んでいたのです。それに対して北村薫さんは日常のできごとからささいに見える謎を拾いあげて、さらりと解いてみせる、しかも純然たる本格ミステリとしか呼びようのない構成力の妙、やわらかな文体で。こんなミステリがあったのかと。ほんと衝撃的だったのです。
そんなわけであわてて他の作品も読破して以来のファンです。当時は『秋の花』まで出てたのかな。つまりワセダミステリクラブに入る前からの読者だったわけで、のちに同じサークルに所属することができたのは個人的にとても光栄なことでありました。

これからもご健筆をふるって、傑作を世に送り出してくださいませ。

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
北村 薫

鷺と雪
鷺と雪
北村 薫

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