アニメ産業の窓

この前めずらしく(個別の案件ではなく)産業としてのアニメについて話をする機会がありました。

これはアニメ産業に従事しているひとでも興味のありなしがはっきりしている話題です。
アニメに限らず農業でも漁業でも製造業でも……どんな産業でもそうだと思うのですが、目の前のプロジェクトやプロダクツと、業界全体の動向のあいだには、あまり関連がないですからね。

そして、外から見たときにアニメ産業はとてもわかりづらいのだといいます。
そのためかよくオリコンチャートやアマゾンランキングなんかが参照されているようですが、これはそれだけビジネスの状態が見えにくいということなのだと思います(どちらもビデオグラムのざっくりした動向は把握できますので、指標として優れたものではあります)。

そして中にいるわれわれも、アニメ産業の状況が全体的にどうなのか、というのは「最近景気悪いなあ」「最近仕事の依頼が多いなあ」といったような体感でしかふだんは気にしませんし、自分のかかわったプロジェクト規模でしかわかりません。

実際は異業種も似たようなものだと思うのです。
「自分の属する産業を、産業の視点で世間に向けて語るひと」というのはそうそういらっしゃいませんからね。

とはいえ、アニメ産業がどうなっているのか、はかなり興味深い話題であるらしく、知りたいという話はたまに耳にします。
つまりこれはわれわれ業界に身を置く者の怠慢ではなく、「知りたい」需要が多いのではないかと思います。

もちろんめんどくさい思いをしたり、お金を取られたりしてまで知りたいというほどのかたはそんなにいらっしゃらないでしょうから、いくつかアニメ産業の動向がうかがえるサイトをご紹介しておきます。

ご参考になりましたら幸いです。


日本動画協会(AJA)産業統計
http://aja.gr.jp/jigyou/chousa/sangyo_toukei

日本映像ソフト協会(JVA)各種調査報告
http://jva-net.or.jp/report/

メディア開発綜研(MDRI)データレビュー
http://www.mdri.co.jp/review/index.html

経済産業省コンテンツ産業

http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/


おまけ
JMPA雑誌各種データ
http://www.j-magazine.or.jp/magadata/?module=list&action=list

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