完璧な映画

『ズートピア』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と立て続けに「ディズニー映画」が公開されました。

このふたつの映画はどちらも「完璧な映画」でした。「完璧」というのは「すべてがコントロール下にある」ということです。
この2作は同じ「映画」と呼ばれるものであっても、ぼくとは別の次元にあって、道がつながっているように思えません。

たとえば『シビル・ウォー』と同じようなテーマをあつかったワーナー/DCの『バットマンvsスーパーマン』は原作のエピソードをうまくまとめ、ヒーローたちの魅力を引き出し、時間内になんとか叩き込む、ハイバジェット作品で、同じ環境をあたえられればある意味ぼくでもつくれる(道がつながっている)気がします。
でも『シビル・ウォー』は何か別の哲学でつくられているので、どんなに予算と時間をあたえられてもたどりつけることはないです(おそらく)。
絶対に興行的に勝利しなければならないシリーズのターニングポイント作品で、やるべきことは観客にはすでに明かされていて、あつかわなければならない情報量は膨大。つまり守らなければならないことでがんじがらめになっているにもかかわらず、そのすべてが満たされ、そのうえで予想を上まわるようコントロールされています。
二桁の先行作という積み重ねがある『シビル・ウォー』とは異なり『ズートピア』は単独作ですが、すべてに意味を持たせるコントロールの精度がズバ抜けています。

どのような工程を踏むとこのような「完璧な映画」ができるのか。

恐ろしいことです。

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