「ドラえもん」の構造

以前ドラえもんの「最終話」(とされる同人誌)について書いたことがあります。

未来の想い出

感動してるひとに水を差すのは非常に不粋な行為ですが、同じものが「感動した」とか「涙が止まらない」とか扇情的なコメントともに一定周期でまわってくるのがインターネットというもので、このネタも何周目かになっててそのたびに無言で見送るのもなんなので一度書いておいたという代物なのでご容赦ください。

でもまたまわってきたので大人気なく「ドラえもん」に「最終話」が必要(少なくとも第三者が作成する必要)のない理由をつけ加えておきます。

みなさんもご存じのように「ドラえもん」に「最終話」はあります。てんとう虫コミックスの6巻をご覧ください。

表紙を見ただけで最終巻っぽいですよね。ここに「さようならドラえもん」が収録されていて「ドラえもんと出会い、日々を過ごし、別れる」のび太に必要な「成長」はすべて過不足なく描かれています。
「ドラえもん」という長大なシリーズはここまでで一度完結しています。あとは終わらない少年の日々を埋めていくとても充実したボーナストラックです。
あまりに充実しすぎててわかりにくくなってますけど、もう「大長編ドラえもん」を見てもわかるように、のび太たち(ジャイアンもスネ夫もしずかちゃんも)はいつでもドラえもんとの別れに立ち向かえる強さを身につけています。

彼らは「別れ」を経ていつでもドラえもんからはばたく準備は整っていて、(「最終話」が描かれなかったことで)いつまでもドラえもんと遊び続けることになったのですから、むしろこれでよかったのではないかとも思えます(ほんとうの「最終話」が存在しない以上こればかりはわからないですが)。

というわけで大人気ない話はおしまいです。

コメント
コメントする








   入力情報を登録しますか?
この記事のトラックバックURL
トラックバック
バーナムスタジオ

categories

archives

links

profile

others

search this site.