最近読んだ英語の本

(最近ブログの更新ができてないのでFacebookにぽちぽち書いてる本の感想を転載してみることにしました)

会話の流れで、数年前にアメリカで翻訳出版された(元はアラビア語です) Ahmed Saadawi "Frankenstein in Baghdad" のおもしろさを力説したところなんとなく相手に伝わったので今日はよい日だった。『バグダッドのフランケンシュタイン』というタイトルのままの内容ではあるのですけど、「死者を寄せ集めて生まれたフランケンシュタインの怪物」という幻想の技法で現代のバグダッドをあぶり出す感じ。あるいは現代の百鬼丸。

でもそのあと Seth Fried のデビュー長編 "The Municipalists" のあらすじを「人間とAIのバディがテロリストと戦う『攻殻機動隊』や『ブレードランナー』の系譜」と説明したらこちらも「それどうやってもおもしろいやつじゃ…」となったので、もしかしたらぼくのSF脳が設定のゆるさに耐えられなかっただけでほんとはおもしろいのかも、と一瞬思ってしまったけど、ほんとにSF的理屈が薄くて AI バディの OWEN が万能すぎて、でも結果として映画的なページターナーに仕上がってるので、これはこれでよかったのかな。どうなんだろ。
ネットの感想みたら(ひととロボットのバディものの)アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』を連想されてたので翻訳されたあかつきにはタイトルを『凍結都市』にしてもらいたいですね。まあ著者インタビューで "The Municipalists" がすでに「市制当局者たち」となってたので、このタイトルでそのうち翻訳されるのではないかしら(出るとしたら新潮クレスト・ブックスかな)。


あとまた新人作家の初短篇集ですけど Amy Bonnaffons "The Wrong Heaven" はとてもよかったです。それこそ上記 Seth Fried の短篇集 "The Great Frustration" をちょっと思い起こすような。こっちのがひとを食ったようなユーモアが強くて好みかも。

全然SF読んでないな。たまには読まないとと思ったけど、ネットで呉座勇一と論争してるのを見かけたので井沢元彦の「信濃戦雲録」シリーズを再読することにしました。






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