仕事をするとご飯が食べられます

どうしたことでしょう。
最近取材を受けることが増えました。
身から出た錆とはまさにこのことであります。

里見の見識(と呼べるものがあるとするなら)はとても浅薄でありまして、業界の未来や現状について語るべき言葉は何もないと自負しているのですが、とはいえ先方の期待にはなるべく応えていきたいと思いぼそぼそと駄弁を労するはめに陥る日々なのであります。

映像の未来に関して申し上げるべきことがあるとするなら、それはメディアが変わろうが、視聴環境が変わろうが、現在ほど映像を観る習慣が人口に膾炙している時代はない以上、少なくともほどほどには薔薇色の未来が訪れるものと信じているということです。曰く「テレビ局が衰退する」「DVDが売れなくなる」「次世代光ディスクが普及しない」「権利問題による諸々の規制が強まる」「動画サイトの普及で違法アップロードが蔓延する」「ネットのインフラが追いつかない」「iPodやDSや携帯電話で視聴する習慣が一般化する」「海外コンテンツとの競争が激化する」……まぁ過渡期でありますのでいろいろなビジョンはあり得るわけですが、どれひとつとっても既存のものが新規のものに置き換えられるだけで「映像を観なくなる」というものではありません。ぼくは喜ばしいことにフリーランスの映像屋ですので、何かしらのカタチで映像を観ていただけるのであれば当然食いっぱぐれないのです(映像は誰かが提供し続けなければなりませんので)。そして「ご飯が食べられる」ということはひとつの幸せのカタチですから、これは幸せな未来と申し上げて差し支えないものと思われるのです。

映像を観るひとがいる→ぼくは映像をつくるひと→仕事がある→幸せ

これだけです。
ことほどさようにシンプルかつ楽観的な未来予想図しか持たない里見に取材をしたところで、映像業界が抱えている問題点を浮き彫りにすることは不可能なのではないかと愚考いたします。それでも取材してみたいという奇特な方がいらっしゃるのでしたら暇をもて余しておりますのでいつでもお引き受けいたしますが、過度な期待は禁物であることは申し添えておきます。

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